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今回は観光らしく、V&Aのすぐ隣にある「自然史博物館」にも行ってみました。ここも膨大な量の展示物があるので、全部見てたらもう大変。なので、我々は宝石が陳列されてるという「アース・ギャラリー」へ一直線!

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この博物館は大人も・・・

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子供も楽しめる、

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と~っても広い博物館。

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アース・ギャラリーまで行く途中には、ドードーがいたりします。さらに奥へ奥へとズンズン進んで一直線に向かうはずが、道に迷って入り口に戻っちゃったりしつつ・・・
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ようやくたどり着いたアース・ギャラリーの宝石コーナー。こんな感じで様々な宝石が陳列されてます。ホープダイヤモンドなど、名前が付くほど有名なビッグダイヤモンドもごろごろ並んでますが、こちらは全部模型です。

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ダイヤモンドの原石をカットする始めの一歩!を説明している模型。展示ボックスの隅に寄っちゃってたり、埃かぶってたりであまりやる気のない感じ・・・。

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ZORROに置いてある宝石図鑑にも掲載されていた仏像真珠を発見! 図鑑によれば・・・

「仏像のミニチュアを作るために小さな鋳物を真珠母貝(カラスガイ)の貝殻の内側に入れた。母貝は鋳物をおおうように真珠層を分泌し、あばた状の真珠を形成する。この真珠はあとではがされるが、裏側は台で隠すか真珠層でおおう。」 宝石の写真図鑑-日本ヴォーグ社より

とあります。
図鑑で見た時は「うへ~っ」と思いましたが、実物を見たらまんまるお腹に目がいきました。


普段宝石を見慣れているせいか、この博物館は動物や植物、魚、昆虫、恐竜などを扱う「ライフ・ギャラリー」の方が面白いかも、と思っちゃいました。次の機会にはそちらのコーナーをまわってみます!

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Leica MP/Summaron 35mm f2.8

これなんかは綺麗でしたよ。





ちなみに、タワー・ブリッジのそばにある「ロンドン塔-Tower of London」では、史上最大の原石からカットされたダイヤモンド 「アフリカの偉大な星 (カリナンⅠ世)」 を見ることができます。こちらはホンモノ。

王権の象徴である十字架飾りの付いた王笏に530.2カラットのダイヤがはめ込まれています。その大きさは鶏の卵LLサイズより少し大きいくらい?

今回初めて目にしましたが、これは一見の価値あり! もう空いた口が塞がらず、目にはダイヤの煌めきが反射してキラキラと星が飛んでいたと思います。
残念ながら撮影禁止のため写真はありませんが、他にも317.4カラットの 「カリナンⅡ世」 がはめ込まれた王冠など英国王室のお宝を、動く歩道(エスカレーター)に乗らされながら結構間近で見る事ができますよ!

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Leica MP/Summaron 35mm f2.8

これぞイギリス!という人達の奥に建っている建物の中にカリナンが・・・

カリナン : 1905年にアフリカのプレミア鉱山で発見された史上最大のダイヤモンド原石。3106カラットの原石からは9個の大きなダイヤモンドと96粒のブリリアントカットができ上がり、あとには9.5カラットの破片が残りました。(破片の行方が気になります・・・)
9個のダイヤに関しては、大きいものから順番に番号がふられていて、すべて英国王室か王族個人の所有物となっています。

カリナンⅠ世(530.20ct)
長い間、世界最大のカットダイヤモンドとして有名で(現在は世界第2位) 「アフリカの偉大な星(The Great Star of Africa)」 と呼ばれている。ペア・シェイプ(梨型)で74の面を持ち、国王の権力と正義を象徴する杖・王笏(Royal Scepter)にルビー、サファイア、エメラルドとともに飾られ、現在も英国王室が所有しており、ロンドン塔で永久展示されている。
  
カリナンⅡ世(317.40ct)
クッション・シェイプで、66の面を持つ。1953年に製作された大英帝国王冠(Imperial State Crown of Great Britain)に飾られている。

カリナンⅢ世(94.40)、カリナンⅣ世(63.60)
Ⅲはペア・シェイプ、Ⅳはクッション・シェイプで、メアリー王女の王冠(Queen Mary's Crown)」に飾られており、2つを合わせてペンダントとして使うこともできる。

カリナンⅤ世(18.80)
メアリーのブローチに飾られているが、新たな王冠を作るためにメアリーの王冠からコ・イ・ヌールが外されたため、その代わりにはめられることもある。形はハート・シェイプ。

カリナンⅥ世(11.50)
エドワード7世が妻アレクサンドラに贈り、現在ではエリザベス2世所有のネックレスの一部となっている。形はマーキス型。

カリナンⅦ世(8.80)とカリナンⅧ世(6.80)
Ⅶはマーキス、Ⅷはオーバル。合わせてひとつのブローチとして使われている。

カリナンⅨ世(4.39)
メアリーのために作られた指輪に飾られている。形はペア・シェイプ。


逸話として面白いのは、このカリナンの原石をカットした技師が、カットする瞬間に極度の緊張で失神してしまい、失神から立ち直った彼は、カットが成功したのを見てまた気絶したという話。確かに気絶するかもですね。


1985年に同じ鉱山から発見された 「ザ・ゴールデン・ジュビリー」 が545.67カラットで、研磨されたダイヤとしては世界最大ですが、濃い褐色をしているためかあまり話題にならず、原石の重さとしてもカリナンがいまだに世界最大。いぜんとして「最大のダイヤモンド」といえば、カリナン1世のことを指す場合が多いようです。
ザ・ゴールデン・ジュビリーは現在、タイ国王ラーマ9世が所有しているそうです。

久々に長~いウンチク話でした!
by zorroshop | 2011-11-25 20:18 | ZORRO裏話
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